特に看護師の仕事は、体力的な負担が大きいと言われている。
どういった面が負担になりやすいのか。
具体的な例を挙げて検証してみる。
看護師は多くの時間を立ち仕事で過ごす。
患者の身体状態をチェックしたり、治療を行ったりするために、長時間立っている必要がある。
こうした立ち仕事は足や背中に負担をかけ、筋肉の疲労や痛みを引き起こすこともある。
また、看護師は患者の身体的なケアを行うことが多い。
例えば、施設内の移動や入浴の補助、体位変換など、患者の動きに対応するために体力を使うことになる。
さらに緊急事態では、患者の救急処置や心肺蘇生法の実施など、心身的に負担の大きい業務も求められる。
そして看護師はシフトでの勤務が一般的であるため、夜勤や日曜・祝日の勤務も珍しくない。
長時間労働や不規則な労働時間は、睡眠不足や疲労につながる。
疲労が蓄積すれば集中力の低下や作業効率の低下を生み、誤った判断やミスのリスクを高めてしまう。
そうなってしまうと、結果的に心理的なストレスにも結び付く。
看護師は日常的に、患者の病気の苦しさや、命を救うプレッシャーなどを感じる困難な状況に直面している。
こうした環境に身をおいているため、ストレス過多になりやすいといえる。
そんなストレスを受け続ければ、不安で眠れなくなったり、具合が悪くなったりして身体的な疲労も増大してしまう。
そうした要因があることにより、看護業務は体力的な負担が大きいと言われている。
そのため看護師は自身の健康と体力を徹底的に管理することが必要になってくる。
ストレスを感じやすい人ほど、日頃からしっかり休息を確保し、リラックスできる方法を見つけることが重要だ。